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2021/12
- 新機能
Webミーティングのカメラ映像に透かし⽂字を表⽰できる「WebCamWatermark」を追加
新たにビデオ会議のビデオウィンドウ(カメラ映像)にウォーターマークを表⽰できる「WebCam Watermark(ウェブカムウォーターマーク)」の機能を追加いたしました。
「ScreenWatermark(スクリーンウォーターマーク)」はメジャーアップデートを行いました。
今回のアップデートにて、ビデオ会議のカメラ映像に、⽇付、PCのログイン名、IPアドレス等のPC情報や、任意の⽂字列や画像を電⼦透かし(ウォーターマーク)として表⽰することが出来る「WebCam Watermark(ウェブカムウォーターマーク)」をリリースしました。
テレワークが広まり、働き方が変わりつつある今、会議もビデオ会議で実施することが多くなっているかと思います。そんな中、漏えいする可能性があるのは、画⾯共有時の資料の情報だけでなく、カメラで映る映像も同様と⾔えます。
以下のような場合にご活用いただけます。
WebCam Watermark の活用場面
・Webカメラ越しにホワイトボードに書いて説明。説明内容は社外秘としたい。
・工場など施設の視察で、Webカメラ越しに施設内部を説明。施設内には社外秘製品も映ってしまう可能性がある。
ビデオ会議で映すWebカメラ映像も、「スマートフォンやカメラで撮影される脅威」や、「相手に画面キャプチャ(プリントスクリーン)を撮られてしまう脅威」に対応した場合に対応できるのが「WebCam Watermark(ウェブカムウォーターマーク)」です。
ビデオ会議の参加者に映し出されるカメラ映像に、透かし⽂字や画像を映すことで、不正な画⾯キャプチャによる情報漏えいを防⽌することができる製品です。
特 徴
「WebCam Watermark(ウェブカムウォーターマーク)」には、大きく3つの特徴があります。
■Webミーティングのカメラ映像に電⼦透かしを表⽰できる
■表⽰する電⼦透かしはテキスト・画像等⾃由に設定可能
■画像反転や表示の⼤きさ、透明度など変更可能
仕 様
■Windwos7以上(Windwos11対応)
■対応ビデオ会議ツール
・ZOOM
・CISCO WebEx
・Microsoft Teams
・Skype
※現状動作を確認できているツールです。その他のツールでもご利用いただくことは可能です。(後述「その他設定方法」ご参照。)
※インターネットブラウザを利用したビデオ会議は非対応です。
設 定 方 法
設定方法やそれぞれの詳細な機能について、説明していきます。
Webコンソール(管理画面)から、「ポリシー管理」-「画面ウォーターマーク」と進み、変更したいポリシーの修正ボタンをクリックすることで設定することが出来ます。
設定の真ん中あたりの「ウェブカメラ用ウォーターマーク」部分に項目があります。
「 ウェブカメラ用ウォーターマーク機能を使いますか?」にチェックを入れます。
設定の保存完了後、ユーザーPCへ適用されます。チェックを入れるだけの簡単な設定となっています。
ユーザPC画面からの確認方法
上記設定を行い、反映された状態でユーザー側PCを見てみます。
ユーザー側PCにて、スクリーンウォーターマークが起動していると、タスクバーの中のツールバーから、スクリーンウォーターマークのアイコンが確認できます。
このアイコンを右クリックすると、メニューが出てきます。
メニューの中に、「ウェブカメラ用ウォーターマーク設定」が出てきますので、クリックします。
クリックすると、「ウェブカメラ用ウォーターマーク設定」として、下記ウィンドウが出てきます。
ここでは、下記4項目の設定ができます。
■画像反転
画像をそのままか反転させるかを選択することができます。
■暗くする/ぼかす
透かしを暗くしたりぼかしたりと調整ができます。
■表示の大きさ
透かしのサイズを調整できます。
■画面比率
透かしを16:9または4:3の比率で表示するかどうかを選択できます。
ユーザーPCの状況に応じて、それぞれのユーザーから変更することが可能となっています。
実際のWebカメラ映像
それでは、実際のWebカメラではどのように表示されるのか、見ていきたいと思います。
例では、Zoomを使用しています。
Webカメラを設定した上で、ミーティングを開始します。
そうすると、上記のようにカメラ映像にウォーターマーク(電子透かし)が表示されています。
このように、Webカメラを使ったミーティング時にウォーターマーク(電子透かし)を表示することが可能です。
ただし、バーチャル背景や背景のぼかしを使用した場合は、実際に映っている部分にのみウォーターマーク(電子透かし)が表示されます。
カメラ映像全体にウォーターマーク(電子透かし)を表示したい場合には、バーチャル背景や背景のぼかしを使用しないようご注意ください。
その他設定方法
「WebCam Watermark(ウェブカムウォーターマーク)」は、ZOOM、CISCO WebEx、Microsoft Teams、Skypeに対応していますが、追加することも可能です。
追加したい場合は、Webコンソール(管理画面)から、「ポリシー管理」-「画面ウォーターマーク」と進みます。
設定の真ん中あたりにある「ウェブカメラ用ウォーターマーク」部分の「特定のプログラムに対してウェブカメラ用ウォーターマークを対応させる場合は、[ 環境設定 ]-[ システム例外設定 ]-[ ウェブカメラ用ウォーターマークを表示するためのプロセスを指定します。 ]メニューを使って登録してください。」をクリックします。
クリックすると、「ウェブカメラ用ウォーターマークを表示するためのプロセスを指定します。」というウィンドウが別で出てきます。
こちらにプロセスを入力し、適用にチェックを入れ、「保存」をクリックすると、反映されます。
ただし、Webブラウザを使用するWebカメラアプリには対応しておりませんのでご注意ください。
また、「ユーザの画面にスクリーンウォーターマークを表示しない。」にチェックを入れると、PC画面には表示されず、Webカメラを利用時にのみウォーターマーク(電子透かし)が表示されます。
このチェックを入れた場合、下記のように表示されます。
Webカメラ映像にはウォーターマーク(電子透かし)が表示されますが、それ以外の部分にはウォーターマークが表示されていません。
そのため、普段のPC利用時にはウォーターマークを表示させたくないが、Webカメラ映像にのみウォーターマークを表示させたい、といった場合はチェックを入れるようにしてください。
Webカメラ映像にもウォーターマークを表示可能な「スクリーンウォーターマーク」をご活用ください
今回の追加により、Webカメラ映像にもウォーターマークの表示することができ、Webカメラ映像からの情報漏えい対策もできるようになりました。
設定も管理コンソール(Webコンソール)から簡単に変更が可能です。
ユーザー側PCからも状況に応じた変更もできるようになっています。
スクリーンウォーターマークは、管理者の方にも、ユーザーの方にもより使いやすいものとなるよう、アップデートを定期的に行っております。
PC画面・Webカメラ映像からのセキュリティ対策(情報漏えい対策)に、ぜひご活用ください。