テレワーク時のみ画面に透かし文字を出して画面からの情報漏洩を抑止

オンサイトとオフサイト、社内と社外、自宅とサテライトオフィスなど、テレワークも広がりこれまでの労働環境とは異なり、リモート環境と自社執務エリアのPC移動が伴う環境は、どこの会社でも存在する状況となっています。

セキュリティ面は、入退出管理や持ち物チェックなど物理的な対策も含め、これまでの対策で執務エリアでのPC画面に関するセキュリティは何とか保たれている部分があったのではないでしょうか。しかし、PC移動が発生することが必然となった今、社外エリア（テレワークや外出時）では、セキュリティ対策をより強化していきたいという企業様が増えてきています。

これらを踏まえテレワーク環境に則した、画面透かし文字表示（画面からの漏洩防止）について記載していきます。

ショルダーハッキング等、画面からの情報漏洩の危険性について

「ショルダーハッキング」はその名の通り、肩越しにモニタ表示情報を盗み取られるものです。
ネット上で検索しても分かるように、社内におけるこのアナログなセキュリティリスクについては、近年あまり話題に上がらなくなりました。
これは従業員のセキュリティ意識の向上や、オフィスのファシリティ面でのセキュリティが強固なものになり、執務エリアのセキュリティが向上しつつあると言えます。

では、執務エリア外（社外）での情報漏洩の可能性はどうでしょうか。
ニューノーマルとなりつつあるテレワーク（リモートワーク）で今まで以上に重要に考える必要のある観点です。

■ 社外から社内へのアクセス
誰もがリモートで社内にある社外秘情報にアクセスする可能性があり、技術的にもワンタイムトークン利用やVPNでのセキュアな接続、DaaSによるデータ保管とファイル自体へのアクセスについて、安全性確保は進んできています。
しかし、業務上アクセスできる人間が社外で社外秘データを見るとそれはPC画面（モニタ）に表示され、誰に見られてもおかしくない無防備な状態となってしまいます。且つ、その画面をカメラやスマートフォンで撮影しても誰も怪しむ人はいません。

社外でのみ、透かし文字を表示させる

社外環境ではこれだけPC画面（モニタ）表示に関するリスクがある状況です。
ScreenWatermark（スクリーンウォーターマーク）はこうしたPC画面の脅威対策として、PC画面にユーザー名（PCログイン名）などを透かし文字（画像）として表示し、機密情報を画面キャプチャ（スクリーンショット、プリントスクリーン）や、カメラ撮影による漏洩から守る製品です。

セキュリティ強化をすると利便性が落ちてしまうことも多々あります。スクリーンウォーターマークも常に画面に透かし文字（画像）が出ているので、業務がしづらくなる可能性はあります。
社内では業務中、その行動は周りから見られており、その環境から画面を撮影したりする行為自体、抑止されているとも言えます。ある意味、セキュリティが保たれており、透かし文字を表示するする必要はないかもしれません。

しかし、社外環境でのPC画面（モニタ）に関するセキュリティリスクには対応しなければなりません。
スクリーンウォーターマークにはそういったケースにも役に立つ設定がございます。

● 社外/社内のスクリーンウォーターマーク有効化/無効化切替え
ScreenWaterMark（スクリーンウォーターマーク）の機能として社外へのPC持出し時のみ自動で透かし文字表示を有効化し、社内では無効化するということが可能です。
有効化/無効化を人為的に処理しようとすると、社外持出し時の有効化が漏れてしまうことが考えられます。
更に個人の設定に任せてしまうことで、無効化状態で使用を続けてしまうこともありそうです。

そこでリスクの高い社外でのみ、強制的に透かし文字の表示を有効化させる便利な機能です。
社内と社外のIPアドレスの違いを利用し、社内と異なるIPアドレスに切り替わったことで、透かし文字を自動的に表示させることが出来ます。